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ジョージ・A・ロメロ

今日は比較的に涼しいですね。

でも、ちょこっと外に出たら汗だらけになりましたヨ。

 

今月の16日に映画監督のジョージ・A・ロメロさんが亡くなりましたね。

 

ロメロさんの制作した代表的な映画はゾンビものなのですが、60年代に制作の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」、70年代に制作の「ゾンビ」は本当に素晴らしい作品でした。

 

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の結末には驚いたし、「ゾンビ」のショッピングモールの独占は今でも憧れるもの。
80年代制作の「死霊のえじき」は閉鎖的でグロテスクな感じが増していて、↑の2作よりも少しだけ作品の評価は落ちるけれど、とても好きな作品です(ゾンビのバブさんが大好き!)。

 

00年代に制作された待望の新作「ランド・オブ・ザ・デッド」では、「死霊のえじき」で博士の死を悲しむゾンビのバブというキャラクターの延長線上にあるビッグ・ダディをはじめ、個性的で魅力的なゾンビが沢山登場しましたね。

 

この作品、人間的に描かれたゾンビと対比して、安易に人間のほうをゾンビ的に描いたかといえば、そんなこともなく、人間も魅力的に描かれていました。

 

「ランド・オブ・ザ・デッド」はロメロゾンビの終着地点として、とても良い映画だったんじゃないかな。

 

いや、その後もゾンビ発生の状況をあらためて描いた「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」、その続編的な「サバイバル・オブ・ザ・デッド」を制作していますが、ちょこっとパワーダウンしてしまっているかな?

 

でも(たとえ駄作であったとしても)作ってくれるだけで嬉しかったな。
ああ、あと1、2本新作を観たかった!

 

ジョージ・A・ロメロがぼくらに遺してくれたもの↓
https://wired.jp/2017/07/18/rip-george-a-romero/

スター・ウォーズ / フォースの覚醒

フィンランド政府観光局公式ホームページに、自分の名前をフィンランド語で表示してくれる「フィンジェネレーター」というものがあったので入力してみましたよ!
結果、僕はUkko Karhunen(ウッコ カルフネン)という名前になりました(ちょこっと強そうな名前!)。

 

UKKO(ウッコ)は古代の天気と雷の神様で、KARHUNEN(カルフネン)は小熊なのですって。

 

僕の名前には「道」が入っていて、そういった日本語の漢字をフィンランド語に変換するものかと思っていたら、全く関係のない名前になるのですね。

 

と、ここまで書いて気がついたのが、「名字と名前の間のスペースを入れてください」とのこと…(せっかく熊と雷の絵を描いたのにっ!)。

 

もう一度、名字と名前の間のスペースを入れてみたら、SAMPO JOUTSEN(サンポ ヨウッツェン)という名前に!
SAMPO(サンポ) はフィンランドの民族叙事詩カレワラで富をもたらす魔法のひき臼で、JOUTSEN(ヨウッツェン)は白鳥だそうです。
ちなみに↑は全角スペースで、試しに半角スペースで入力してみると別の名前になりますね。

 

その場合は、UKKO UKKO(ウッコ ランピ)になりました。

 

UKKOは上と同じで、LAMPI(ランピ)とは池のことだそうですヨ。
フィンジェネレーター↓
http://www.visitfinland.com/campaigns/finngenerator/public/ja/

 

というわけで「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」。

 

今から数年前、ジョージ・ルーカスがディズニーに「スター・ウォーズ」の権利を売却、ディズニーによるエピソード7制作発表のニュースには驚きましたよね。

 

勝手なイメージですが、「スター・ウォーズ」関連についてはルーカスが全部自分でコントロールしたいタイプで、死んでも権利なんか手放さないと思っていたもの。

 

ルーカスの手から離れたということで、この際、CGを追加していないエピソード4〜6の劇場オリジナル版をブルーレイ化してほしいけれど難しいのですかね?

 

個人的に、エピソード6ラストの「ヘイデン・クリステンセン」への差し替えはまだ良いとしても、音楽は劇場オリジナル版のほうが断然好きなのですよ。

 

そんなエピソード4〜6では、個人的にエピソード5「帝国の逆襲」が一番好き!
ダース・ベイダーのあの有名な「アイアムユアファーザー」があるというのも大きいけれど、ルークの腕が切られたことが衝撃的でしたヨ。

 

あと、「ハン・ソロ」が石にされちゃうし!
エピソード1〜3では、エピソード3が一番好きだな。
エピソード4に繋がるラストが感慨深いというのもあるけれど、エピソード3に登場する「グリーヴァス将軍」がホント良いんですよ。

 

でも、このキャラクター、エピソード3だけを観るとあんまり魅力がない…!
「スター・ウォーズ クローン大戦」というアニメを観ると、本当に恐ろしいんですよ。

 

ジェダイが数人掛りでも勝てないんだもの。あの恐ろしさを本編でも観たかったな。
と、いろいろと書いたけれど、個人的にこのシリーズは「R2-D2」と「C-3PO」が動いているのを観られたら、それだけで満足なのかもしれない。

 

さてさて、「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」。
劇場に観に行こうと思いつつも機会を逃してしまった映画なのですが、iTunesでも配信が始まっていたので観てみましたヨ。
今回はエピソード7ということで、1983年に公開されたエピソード6「ジェダイの帰還」の後のお話。
ルーカスの手から離れ、ディズニー制作ということであんまり期待はしないようにしつつ観たけれど、個人的にはとっても面白かった!

 

基本的にはエピソード4とお話の流れは同じなんですけどね。
観ていて文句を言いたくなるかも…とも思いつつ、ハリソン・フォード演じる「ハン・ソロ」が出てきた時点で細かいことはどうでもよくなりましたヨ。

 

ポンコツ呼ばわりの「ミレニアム・ファルコン」の登場の仕方に「おおっ!」ってなりましたが、劇場で観たら、あのシーンはもっと興奮したでしょうね。
「BB-8」という新ドロイドも、「R2-D2」とは違い、走る人間と一緒の速度で動けるのが良いですね。

 

ちょこっとだけ文句を言うと、「ダース・ベイダー」の後継者的なキャラ「カイロ・レン」がマスクを脱ぎすぎかな…?
その結果(?)、「カイロ・レン」が、なんだかやけに小者に見える…!

 

個人的には、今回のお話ではマスクを外さないままでも良かったんじゃないかな?
見せるにしても、敵の攻撃でマスクが壊れ、片目だけ見えるとかチラリズム的なほうが良かったな。

 

いや、それらを含めて見終わった後にカイロ・レン」というキャラが段々好きになってきたけれど。
主役の女性キャラ「レン」も非常に魅力的ですね。

 

まだ出生など解らない謎の部分の多いキャラですが、今後のシリーズで「アイアムユアファーザー」的な展開を期待しても良いのかな?

リップヴァンウィンクルの花嫁

岩井俊二監督の「花とアリス」以来12年ぶりの長編実写の日本映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」が公開されていますね。

 

岩井俊二の長編実写映画はとにかく時間が長めなのですが、今回はこれまでの作品の中でも一番長い160分。

 

上映時間が約3時間ということで、観に行くのにはなかなかの気合いが必要。
しかも、2時間にまとめられた配信限定版の「リップヴァンウィンクルの花嫁」がAmazonでも観られるので、そちらでも良いかも…と思いつつ、先日、気合いを入れつつ劇場に観に行って来ましたよ!

 

お話は派遣教員をしている皆川七海(黒木華演)が、なんでも屋の安室行舛(綾野剛)、結婚式場で知り合った里中真白(Cocco)に振り回されるといった内容。

 

綾野剛演じる安室行舛が非常に胡散臭いのですが、なんだか不思議な魅力があるのですよね。
感情に左右されないと思われた安室の、あの最後の号泣はやっぱり嘘なのですかね?

 

僕自身は本当に泣いたのではないかと思いつつ、彼がそこから何か変わるかというと、何も変わらないような気もするけれど。
この人物を使えば、いくつでも映画を作れるんじゃないかな?

 

里中真白を演じるCoccoも非常に良かったですね。
お話の最後のほうに里中真白が「幸せ」について語るシーンがあるのですが、そこで泣いてしまいましたヨ。

 

あのセリフを説得力を持って言える人って、Cocco以外に誰もいないんじゃないかな。
人を巻き込むだけ巻き込んだ後の最後のやりくちは、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 」のなずな系だな。
Coccoの音楽はほとんど聴いたことがないので、今度ちゃんと聴いてみよう。

 

そんな濃い二人に囲まれる黒木華の演じる皆川七海の影が薄くなってしまうんじゃないかと思いつつも、ちゃんと存在感があるのですよ。
個人的には声がとっても好き。

 

岩井俊二の描くヒロインといえば、「四月物語」の卯月のように憧れの先輩のアルバイトする本屋さんにコッソリと通い詰めたり、「スワロウテイル」ではアゲハが「YEN TOWN CLUB」を再開させるためにお金を集めたり、「花とアリス」では彼氏にするために先輩を記憶喪失にしたり、オーディションで合格するためにバレエを踊ったりと、消極的な人物のようで能動的に、自分の手で欲しいものをつかむといったことが多く、そこが面白いところでもあるのですが、今回の皆川七海は最後まで流されるままなのですね。
あの状況を観てイライラする人もいるんじゃないかな?

 

一応、お話の導入部分ではSNSを使って結婚相手を手に入れたりするけれど、どこか冷めていて、能動的な行動のようで非常に消極的。
でも、最後は叫んだり、泣いたり笑ったりと表情が豊かになっていて、握手する手を元気よく自分から差し出したりと、消極的な状況からちゃんと成長しているのですね。

 

岩井俊二の描くヒロインとしては、今回の映画はとても新鮮でした。
160分と長い映画だけれど、これ以上カットするシーンなんてないんじゃないかと思うのですが、2時間の配信限定版はどこがカットされているのでしょう?

 

そこらへんを確認するためにも配信限定版も観てみたくなりましたヨ。

マトリョーシカ

今日は十五夜、中秋の名月ですね。
残念なことに今日の東京のお天気は曇りだけれど、お月様はちゃんと見られるかな?

 

というわけで三谷幸喜脚本演出の演劇「マトリョーシカ」のDVD。

 

1999年の作品なのですが、先日、スカパーにて放送されていて、開始5分過ぎあたりから見たらこれが面白い!
DVDが発売されているということで購入してしまいましたヨ。

 

三谷幸喜脚本の今まで観た作品では、個人的には「王様のレストラン」が一番好き。
テレビドラマなのですが、なんと全編レストラン内での撮影なのですよ。

 

内容的には、あいつは偉そうだから無視しようぜ!とか、総支配人と嘘を付いてしまったから、みんな協力してくれ!など毎回ホントくだらない。
でも、笑いつつも最後には感動してしまうのですよね。

 

映画だと「ザ・マジックアワー」が好き。
撮影された酷い内容のフィルムが劇場でながされるシーンは、なぜか感動するのですよ。

 

上に書いた作品もですが、基本的には三谷幸喜作品は登場人物が多いのが特長だと思うけれど「マトリョーシカ」は松本幸四郎、市川染五郎、松本紀保の3人しか登場しないお話。

 

ベテラン俳優(松本幸四郎)が後継者選びのため、若い俳優(市川染五郎)を秘密裏に真面目なオーディション。その後、お花屋さんを演じる松本紀保が加わり、話は何度も意外な方向に!

 

とにかく、第一幕のシリアスなお芝居から第二幕の展開には爆笑しましたよ。
そうそう、DVDには三谷幸喜と松たか子のコメンタリーが収録されていました。

 

父親、兄、姉のお芝居を見つつ、松たか子が三谷幸喜と話しているのはなんとも不思議な感じ。
シャンプーがなくて怒る松本幸四郎の話などが聞けたりとコメンタリーも面白かったな。

 

僕自身、生でお芝居を観た経験って、学生時代に演劇サークルに所属していた友人のお芝居と、今から数年前に「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」というお芝居だけです。

 

プロの役者さんのお芝居としては「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」のみなのですが、生で観るのは、やっぱり迫力が違いますよね。

 

「マトリョーシカ」も生で観たほうが、もっと面白かったんだろうな。

花とアリス殺人事件 Blu-ray

今日はホント涼しいですね。
また土曜日くらいには暑くなるそうで、とっても恐ろしい…。

 

というわけで、岩井俊二監督の初長編アニメ作品「花とアリス殺人事件」。

 

少し前にBlu-rayが発売されたので購入しましたよ。
劇場公開版からいくつか修正した絵もあるそうだけれど、早速、観たところ、それがどこなのか解らなかった…!

 

とにかく、岩井俊二監督の長編作品として久しぶりにものすごく面白い作品でしたね。

 

本編とは別に特典ディスクが付いていて、そちらも観ました。
岩井俊二監督や主演の二人、高畑勲監督、新海誠監督のインタビューなどが収録されていてとても面白かったのですが、個人的にはアニメトレース前の実写映像も収録してほしかったな。

 

そのインタビューの中で岩井監督が、他の方にロトスコープをあまり使ってほしくはないと言っていたけれど、アニメーション制作者で使う人は流石にいないんじゃないかな。

 

たとえば宮崎駿監督のアニメーションなど、90度近い壁をワーって走って登ったり現実ではありえない動きをするじゃないですか。
そういったところが本来のアニメーションの魅力だと思うのですよね。
いや、CMなどの短い映像では使う作家さんはいるような気もするけれど。

 

個人的に一番面白かったのが高畑勲監督のインタビュー。
高畑勲監督は「火垂るの墓」や「おもひでぽろぽろ」、「かぐや姫の物語」のアニメーション映画の監督として有名ですが、岩井俊二の遠い親戚なのですよね。

 

かなり昔、岩井俊二監督の本で大学時代に高畑勲監督と会ったという話を読んだ事があります。

 

映画の道に進みたいということで親戚に連れられて会いに行ったそうですが、その時、結構、厳しいことを言われたそうです(ちょこっと記憶が曖昧だけれど、全体的にあんまりプラスな内容ではなかった)。

たぶん、若い人って自分の能力をやや過大評価しすぎるところがある。
ということを大人は知っている。

 

映画監督になど簡単になれるものではないよ、大変だよ。といったことを高畑勲監督が言ったのかと思っていたのですが、今回の高畑勲監督のインタビューを訊くと、それとはちょこっとイメージが違いました。

 

なんでも、岩井俊二青年は大学時代に制作した自主制作映画を持っていったそうです。
帰った後にその映画を観たらとっても面白くて、これだったらすぐにどこでも仕事が出来ると思ったとのこと。

 

その話は当時の岩井俊二に伝わったのでしょうかね?
とにかく、個人的なイメージとして、高畑勲監督はもっと気難しい人で、ロトスコープについての嫌みなんかも言うんじゃないかと思っていたけれど、そのようなこともなく、喋っている姿が本当に魅力的な人ですね。

最近観た映画

今日はとても良い天気ですね。

 

と、今ニュースを見たら、同じ関東でも雷雨のところもあるのですね。

こちらも天気が悪くなるのかな…?と思っていたら、あわわ、外から雷の音が聴こえてきましたよ。

 

というわけで最近観た映画。

 

■白ゆき姫殺人事件
松たか子主演で映画化もした「告白」と同じに、湊かなえ原作の作品。
「殺人事件」がタイトルに付いている作品って、犯人が誰なのか当てるため、登場人物全員を疑いつつ観てしまうのですが、この作品、犯人当ての推理ものというより、黒澤明の「羅生門」的ですね。
お話は、化粧品会社の美人OL三木典子が殺害される。容疑者として浮上するのが三木典子の同僚OL城野美姫。インターネットやテレビのワイドショーでは、城野美姫が犯人と決めつけるような過激な報道がされてしまうといった内容。
色々な視点で語られる城野美姫や三木典子像が非常に面白いですね。
城野美姫に同情しつつ、逆に菜々緒演じる美人OL三木典子の性格がホント悪くて頭に来る!
が、映画を見終わって気付くのが、三木典子視点での語りがないのですよ(死んじゃってるしね)。
冷静に他の人物の語る三木典子のエピソードについて考えてみると、勘違いされていたり、嫉妬されていただけなのでは…と見方が変わりました。
音楽グループ「芹沢ブラザーズ」の件も、城野美姫はコーヒーカップを見て知ったと言っていたけれど、実はその前からファンだったかもしれないし、狩野里沙子に石鹸を入れたのも本人が勝手にやったことで、三木典子ではないかもしれませんね。
死人に口無しといったことも考えられる面白い内容だなぁ。

 

■幻肢
名探偵 御手洗潔シリーズで有名なミステリ作家、島田荘司原作の映画化作品。
東野圭吾や伊坂幸太郎の作品を原作とした映画って沢山あるけれど、島田荘司の原作としては初!
島田荘司が映像化を許さない的なこともあったと思うのですが、単純に、島田荘司の原作に比べて、東野圭吾や伊坂幸太郎の作品って映像化しやすい内容なのでしょうね。
島田荘司って、少々荒唐無稽なことを力技の文章で納得させてしまうといった感じだし、たとえば「斜め屋敷の犯罪」を映像化したことを考えると、もう酷いことになるイメージしかありませんヨ。
などと心配しつつ、今回の作品は映像化を前提として原作を書いたそうです。
お話は、医大に通う雅人が恋人とのドライブ中に事故を起こして恋人が死亡。雅人自身は助かったものの、記憶障害となり、谷村美月演じる恋人の幻肢を観てしまうといった内容。
原作は未読なのですが(文庫化したら読みます…)、映画版と男女の立場が逆のようですね。
今までの作品から考えて、島田荘司の場合、女性があのような行動をとりそうだなと思いつつ(車内での最後の行動とかね)、とっても良い映画でしたね。
でも、谷村美月演じる彼女はすごいな。
今後また彼氏の車に乗るの、怖くはないのかしら…?
そうそう、3月に同じく島田荘司原作の御手洗潔のドラマがテレビで放送されましたね。
もちろん観たのですが、好きな原作の映像化なのでハラハラドキドキでいっぱいでしたヨ。
出来れば、御手洗の演説シーンがあったり、もう少しエキセントリックな感じがあっても良かったかも。
あと、ハムスターが向日葵の種を食べることを話すシーン。
坂井真紀演じる刑事に石岡君が「知らないの?」と聞いていましたが、そこは石岡君も「御手洗!そうなのかい!?」と言わないと!そして御手洗にウンザリしてほしかった!
と、このような感じに好きな作品の映像化って色々と言いたくなるけれど、そういったところを含めて面白いのですヨ。
お話の最後に「山高帽のイカロス」にも触れられていましたが、視聴率的にどうなんでしょう…?
「山高帽のイカロス」の映像化、ぜひ観てみたいな。

花とアリス殺人事件

日本代表の監督がハリルホジッチさんとなりましたね。
ブラジルW杯にて、ハリルホジッチさんの率いたアルジェリア代表とドイツ代表の試合はドキドキしましたヨ。

 

先程、27日チュニジア戦と31日ウズベキスタン戦の日本代表メンバーが発表されたのですが、FWでは永井謙佑と宇佐美貴史が呼ばれていますね。

逆に遠藤が呼ばれていない!

 

スタメンやシステムがどのようになるのか楽しみだな。

 

というわけで、岩井俊二監督初めての長編アニメ映画「花とアリス殺人事件」。

 

10年くらい前に制作された鈴木杏と蒼井優主演の 「花とアリス」の前日譚(2人が中学生時代のお話)ということで、流石に2人に中学生は演じられないのでアニメにしたとのこと(今回は同じ役の声優として出演)。

 

先日、観に行ってきたのですが、この作品、ロトスコープで制作されたアニメなのですね。
ロトスコープというのは、実写で撮影したものをトレースする手法で、以前にも岩井俊二はロトスコープを使用して作品を作っているのですよ。

 

思い出すのが、岩井俊二が編集をした日韓W杯の日本代表のドキュメント「6月の勝利の歌を忘れない」。

 

この作品、ミーティングや練習の様子など日韓W杯時の日本代表の裏側を見ることが出来るのですが(中田が関西弁を使っていたり、ゴンがやっぱりムードメーカーなんだなと分ったり非常に面白い!)、W杯の試合の映像使用の許可が下りなかったのか、それとも使用料が高かったからなのか、その部分のみロトスコープを使用しているのですよ。

 

最初に観た時は、え、なんで…!?と戸惑いつつ、ロトスコープのアニメから実写映像に切り替わると、夢の中から現実に戻ったような感じもあって、とても面白い効果がありました。

 

その後も岩井俊二プロデュース、北村龍平が監督の「BATON」という作品も発表していますが、絵がラフなタッチだったりと、アニメ作品単体としてみると、あんまりグッとは来なかったのですね。

 

「花とアリス殺人事件」は大丈夫かな…と少々不安だったけれど、想像していた以上に面白い!

 

ロトスコープ手法のアニメが想像以上に素敵でした(3Dもかなり使用しているようですね)。

 

時間を空けた続編って、作者が設定を忘れてしまっているのか、ちょっと違うぞ…という作品もたま〜にあったりするのですが、この作品は全く違和感がないですね。実写とアニメと表現が違うのに雰囲気そのままでしたヨ。

 

パンフレットを読むと、「花とアリス」の翌年には脚本を書いていたみたいですね。
前作「花とアリス」で、鈴木杏演じる「荒井花」がひきこもりだったと語られていたのですが、その理由が今作で解りました。実に「荒井花」らしいです。

 

その他、蒼井優演じる「有栖川徹子」をはじめ、登場する人物がみんな魅力的でしたね。
そう考えると、長編映画としては一つ前となる「ヴァンパイア」は、登場人物の魅力がちょこっと弱かったのですかね。

御手洗潔シリーズが映像化!

ちょこっと遅い話題だけれど、アジアアップ、残念な結果でしたね。
負ける想像をしていなかったので、PK戦の後、しばらく放心状態になりましたヨ。

 

試合を振り返ると、日程のキツさもあってか試合開始から体が重そうでしたね。
90分間でキッチリと勝つために交代枠を使い切ったと思うのですが、結果は延長戦までもつれ、長友が故障してしまったりと大変な状態になってしまった…!

 

交代で入った豊田や武藤がゴールを決めたらヒーローになれたのに、一昔前の日本代表のように、ことごとくゴールを外すんだもんな…。

 

というわけで、御手洗潔シリーズがついに映像化!

 

少し前から噂になっていましたが、ミステリー作家、島田荘司の「探偵・御手洗潔」の映像化が発表されましたね!
http://www.fujitv.co.jp/mitarai/index.html

 

最初に選ばれたエピソードが「傘を折る女」ということに困惑したけれど、雨の中を歩く白いワンピースの女性といったところが、映像として刺激的だからなのかな?

 

気になる配役は「御手洗潔」役に玉木宏、助手の「石岡和己」は堂本光一だそうですよ。
個人的にはそれほど違和感がないですかね。

 

↓はお二人のコメント。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2015/i/150125-i012.html

 

■玉木宏
御手洗は、他人の心をコントロールしながら生きている人間で、“相手が、こうくるだろう”ということを予測しながら、発言・行動するので、感情があまり表に出てこない…、そういう意味で窮屈だなと思う部分があります。

 

■石岡和己
石岡はいろんなことを受け止めることができる天真らんまんな性格

 

「他人の心をコントロール」とか「天真らんまん」というコメントになんだか不安になる…。
短編集「御手洗潔の挨拶」収録の「御手洗潔の志」を書かれた頃の島田荘司だったら大激怒しそう…と思いつつ、とにかく3月の放送を楽しみにしていますヨ。