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ハンニバル (ドラマ)

もうすっかりと冬ですね。
この時期、厚めの布団を掛けて寝るのもちょっとした幸せだったりするのですよね。

 

というわけで、アメリカのテレビドラマ版「ハンニバル」。

 

シーズン1のレンタルが始まっていたのでレンタルしてみましたよ。

 

ついにハンニバル・レクターがドラマにて登場することとなったのですが、僕自身、ハンニバル・レクターといえば2作目の「羊たちの沈黙」が断然好きなのですよね。

アンソニー・ホプキンス演じる獄中の囚人レクター博士とジョディ・フォスター演じるFBI実習生クラリスの牢屋越しの関係にドキドキするのですよ。

 

なので、3作目の映画「ハンニバル」の展開には少々ガッカリしました(そもそも、ジョディ・フォスターがクラリスを演じていないし!)。

以前、耳にした話で眉唾ですが、なんでも原作者のトマス・ハリスさんがジョディ・フォスター演じるクラリスに恋をしてしまったとか。

 

その結果「ハンニバル」があのようなお話になり、原作小説を読んで恐ろしさを感じたジョディ・フォスターが降板したとのお話。

確かにあの映画のジョディ・フォスターはとても魅力的だし、原作小説の内容を考えるとなんだか信用してしまいそうになる内容なのですが、本当にところはどうなのでしょう…?

 

とにかく原作、映画どちらもガッカリとしてしまったけれど、少し時間を空けてから再度「ハンニバル」の映画を観たら、「羊たちの沈黙」とはテイストが違うものの面白い作品でしたヨ。

最初に観たときは、こちらが勝手に自分好みのハンニバル・レクター像を作りすぎてしまっていたのですね。

 

話戻って、ドラマ版「ハンニバル 」。

 

ようやくシーズン1の全話を見終わりました。
前知識を持たずに観て驚いたのが、タイトルは「ハンニバル 」だけれど、1作目の作品「レッド・ドラゴン」よりも前のお話だった…!

 

もちろんキャストも映画とは違っていて、アンソニー・ホプキンスとは全く容姿の違うマッツ・ミケルセンがハンニバル・レクターを演じていました。

 

ハンニバル・レクター=アンソニー・ホプキンスというイメージになっていたので、え、この方がレクター!?という違和感もあったものの、本来、原作小説からイメージするレクター像はドラマ版のほうをイメージする方が多いのではないでしょうか?
ドラマを見始めてすぐにアンソニー・ホプキンスとは違う魅力に釘付けになったのですが、その一つにこのドラマ、レクター博士の料理や食事シーンが印象的に入っているのですね。

 

その食事シーンでの料理が全く美味しそうじゃないんですよ。とにかくなんだか不気味!静かで優雅な食事シーンがホント怖いです。
あとクロフォード主任捜査官が、映画「マトリックス」のモーフィアス役で印象的なローレンス・フィッシュバーンが演じていました。

 

確かアメリカのドラマでは医者や弁護士などの地位の高い職業の何パーセントかを黒人の俳優さんが演じなければいけない決まりがあるのですよね。
たぶん、このドラマもその決まりでローレンス・フィッシュバーンが演じることになったのかな?
そのクロフォード、このドラマを観ていると、なんというか間抜けだしどんどんイメージが悪くなっていく…。振りまわされるグレアムさんが気の毒過ぎ!

 

でもよく考えるとクロフォードさんって「羊たちの沈黙」の時もまんまとレクターに騙され空き家に飛び込むという間抜けっぷりでしたね。
シーズンが続けば続くほど、FBIの間抜けさにウンザリすることになるんじゃないかと心配しつつ、途中で打ち切りになることなくレクターが捕まるまで続けてほしいな。

 

影から巧みに淡々と人を操るレクターも恐ろしいのですが、それ以上にグロテスク描写が満載で恐ろしいので、そこらへんが苦手な方は観ないほうが良いかも…。